RStudio (Server)でGitHub Copilotを使う

ローカルとRStudio Serverに分けて説明します。

GitHub
RStudio
Docker
公開

2024年11月13日

はじめに

皆さん、GitHub Copilot使ってますか?チャットでコーディングについて質問できたり、コードを補完してくれたりして便利ですよね。

主にVSCodeで使うことが多い僕ですが、RStudioも最近は使うようになってきたので、その設定についてまとめたいと思います。

GitHubは学生なら無料で使えますので、以下の記事など参考にしながら、ぜひ登録してみてください。

前提として、GitHub Copilotに申請して、使えるようになっていることを確認してください。

ローカルのRStudio

自分のPCにRStudioをインストールして使っている方が多いと思いますが、ローカルの場合は簡単に設定できます。

まず、RStudioを開き、画面上部のToolsから、Global Options...へ入ります。すると1番下にGitHubのアイコンとともにCopilotがあると思いますので、そこをクリックします。

「Enable GitHub Copilot」が1番上に出ると思うので、チェックを入れます。

「The GitHub Copilot agent is not currently installed. Would you like to install it?」みたいに出てきたら、それはインストールしてください。無事にインストールできたと出てきたら、OKで閉じます。

すると、Sign Inのボタンが現れると思いますので、そこを押し、表示された手順に従ってサインインします。

リンクに飛んで、Varification codeを入力します。

Continueを押します。

上のように出てくるので、リンクをクリックしてGitHubに飛び、Continueを押したらコードを入力します。これで無事サインインができ、RSturio上でGitHub Copilotが使えるようになります。

開発コンテナ×RStudio Server

以前紹介した記事で紹介したような開発コンテナを使用しているような場合では、RStudio Server上でローカルと同じようにやろうとしても、権限がないとか何とかで使えないようになっています。

もう少し設定が要るので、それをご紹介します。

まずは、開発コンテナ内のワーキングディレクトリに、etcというフォルダを作り、その中にrstudioというフォルダをさらに作り、その中にrsession.confというファイルを作成します1。そして、rsession.confファイルを開いて、以下の内容を書き込みます。

# R Session Configuration File

copilot-enabled=1

そしたらコードを保存して閉じ、次にDockerfileを編集します。

Dockerfileを開いたら、以下の内容を追記します。

COPY --chown=rstudio:rstudio /etc/rstudio/rsession.conf /etc/rstudio/rsession.conf

要は今作ったファイルをコンテナ側にコピーするということです。これにより設定を反映させることができます。

追記したら保存して、コンテナをリビルドしてください。

すると、RStudio Serverでもローカルと同じような設定ができるようになり、GitHub Copilotを使えるようになります。

おわりに

開発コンテナを使用している場合は若干手間がかかりますが、ローカルと同じようにCipolotを使うことができます。

コードを書いていて、Copilotが提案してくれたコードを確定するときはTabキーを使うのですが、これがRStudioのもともとの設定に干渉するので、使いようによっては使いにくいかもしれません。

便利なことには違いはないので、ぜひ試してみてください。

  1. ぶっちゃけフォルダは作らずに.confファイルをそのまま作ってもよいのですが、雑然としてしまうかなと個人的には思うので、このようにしています。↩︎