はじめに
Quartoを使ってHTMLファイルを作成していると、時々アイコンを入れたい場合が出てきます。
例えばソースコードを提示したいとき、「コード」としたいわけです。
これはQuartoの拡張機能を使うことでできるようになります。
今回は導入方法と記述方法を簡潔にまとめます。
拡張機能
インストール
使用するのは主に2つ、Font AwsomeとIconifyです。Font Awsomeだけでもほとんど困ることはありませんが、Iconifyも使うとFont Awsomeの不足をだいぶ補完することができると思います。
詳しくは以下のGitHubページを見てください。
まず、VSCodeなりRStudioなりでプロジェクトを作成して下さい12。
次にVSCodeではCtrl
+ J
でターミナルを開き、RStudioではConsole横のTerminalパネルを開いて、以下を打ち込みます。
# Font Awsome
quarto add quarto-ext/fontawesome
# Iconify quarto add mcanouil/quarto-iconify
途中Yes/Noなど聞かれるかもしれませんが、全部Yesで大丈夫です。
準備はこれだけです。
書く
書き方は、以下です。本文に直接入れてください。
Font Awsomeの場合
{{< fa pen-to-square >}}
Iconifyの場合 {{< iconify lucide:square-pen >}}
や
書き方の注意として、まず、{{< fa >}}や{{< iconify >}}の部分に任意性はありません。ここは必ず上の通り書いてください。また、スペースがあることにも注意してください。
アイコンの種類は、以下のページから探し、アイコンの名前をコピペすればOKです。
僕は基本Font Awsomeで探し、なければIconifyも見てみる、という方針でいつも使っています。使いやすさはほぼ同じだと思うので、いろいろ見比べてみてください。
注意点
細かい点は上で出したGitHubページを見てほしいのですが、よく使うブランドアイコンについての注意点をここでは述べます。
例えばGitHubやXなどブランドのアイコンを使う際には、アイコン名の前にbrands
と入れる必要があります。
{{< fa brands github >}}を見てみてください。
とすると、
を見てみて下さい。
と出力されます。
Twitterはtwitter
、Xはx-twitter
、Rはr-project
です。いろいろ調べて試してみてください。
おわりに
今回はFont AwsomeとIconifyを使ったアイコンの挿入方法をご紹介しました。
ウェブサイトを作る際にも重宝します。上手に使ってデザイン性を高めていきましょう