Quartoでアイコンを挿入したい

QuartoのHTML出力でアイコンを挿入する方法を紹介します。

Quarto
VSCode
RStudio
備忘録
公開

2024年12月1日

はじめに

Quartoを使ってHTMLファイルを作成していると、時々アイコンを入れたい場合が出てきます。

例えばソースコードを提示したいとき、「コード」としたいわけです。

これはQuartoの拡張機能を使うことでできるようになります。

今回は導入方法と記述方法を簡潔にまとめます。

拡張機能

インストール

使用するのは主に2つ、Font AwsomeIconifyです。Font Awsomeだけでもほとんど困ることはありませんが、Iconifyも使うとFont Awsomeの不足をだいぶ補完することができると思います。

詳しくは以下のGitHubページを見てください。

まず、VSCodeなりRStudioなりでプロジェクトを作成して下さい12

次にVSCodeではCtrl + Jでターミナルを開き、RStudioではConsole横のTerminalパネルを開いて、以下を打ち込みます。

# Font Awsome
quarto add quarto-ext/fontawesome

# Iconify
quarto add mcanouil/quarto-iconify

途中Yes/Noなど聞かれるかもしれませんが、全部Yesで大丈夫です。

準備はこれだけです。

書く

書き方は、以下です。本文に直接入れてください。

Font Awsomeの場合
{{< fa pen-to-square >}}

Iconifyの場合
{{< iconify lucide:square-pen >}}

が出力されます。

書き方の注意として、まず、{{< fa >}}や{{< iconify >}}の部分に任意性はありません。ここは必ず上の通り書いてください。また、スペースがあることにも注意してください。

アイコンの種類は、以下のページから探し、アイコンの名前をコピペすればOKです。

僕は基本Font Awsomeで探し、なければIconifyも見てみる、という方針でいつも使っています。使いやすさはほぼ同じだと思うので、いろいろ見比べてみてください。

注意点

細かい点はで出したGitHubページを見てほしいのですが、よく使うブランドアイコンについての注意点をここでは述べます。

例えばGitHubやXなどブランドのアイコンを使う際には、アイコン名の前にbrandsと入れる必要があります。

{{< fa brands github >}}を見てみてください。

とすると、

を見てみて下さい。

と出力されます。

Twitterはtwitter、Xはx-twitter、Rはr-projectです。いろいろ調べて試してみてください。

おわりに

今回はFont AwsomeとIconifyを使ったアイコンの挿入方法をご紹介しました。

ウェブサイトを作る際にも重宝します。上手に使ってデザイン性を高めていきましょう

  1. Rのプロジェクトについてはこちらを参照してください。↩︎

  2. VSCodeでは画面上部「フォルダ」→「フォルダーを開く」で作業フォルダを開く、RStudioではワーキングディレクトリを設定するだけでもできるかもしれませんが、僕はやったことないのでご了承ください。↩︎